08_プラグインのかけ方
EQやコンプ、リバーブなどのプラグインをかけるにはオーディオスイートでクリップを書き換える方法とトラックにインサートする方法があります。
1.オーディオスイート
オーディオスイートを使ってレンダーすると、その音は新しいファイル書き変わってしまいます。すぐ前の工程であれば⌘Zで元に戻すことが出来ますが、作業がだいぶ進んでしまうと元のファイルを探してはめ替える事になります。元の音をプレイリストにコピーしておくと簡単に元に戻すことが出来ます。
1.プラグインを選ぶ
エフェクトをかけたいクリップを選択します。
メニューのAudioSuiteから使いたいプラグインを選択します。
2.ロータリーエンコーダーでパラメーターを変更する
使用するパラメーターの[IN]スイッチを入れる。
変更したいパラメーターのロータリーエンコーターをクリックし、マウスを上下又は左右に動かすことで数値を変化させることが出来ます。
3.ポイントを動かしてパラメーターを変更する
周波数グラフのポイントをクリックし上下、左右に動かすことで、パラメーターの数値を変化させることが出来ます。
4.モニターする
左下のスピーカーのボタンを押すとプラグインが掛かった音が再生されます。
元の音と聞き比べをする時はスピーカーボタンの隣のバイパスボタンを押します。
5.レンダーする
音が決まったら右下のレンダーのボタンを押して書き換えます。
2.トラックにプラグインをインサートする
トラックにプラグインをインサートして使う場合は、そのトラックの音に全てにエフェクトがかかります。シーンによってはエフェクトを外したり、映像の動きに合わせてパラメーターを変化させるにはオートメーションを使います。
インサートのには二種類のプラグインがあります。
NativeプラグインはパソコンのCPUを使って処理をするもの
DSPプラグインはHDXシステムのみで使用が可能でDSP(デジタルシグナルプロセッサー)で処理をするもの
HDXが常に使える環境にある場合はDSPプラグインが望ましいですが、仕込みの段階でHDXが使えない場合はNativeプラグインでもかまいませんがパソコンの能力によるため、場合によってはディレイが生じることがありますので気をつけましょう。
インサートする
インサートボタンをクリック
プラグインを選ぶ
プラグインを外す
インサートセレクタをクリック
no insertを選択
プラグインのパラメーターにオートメーションをかける方法
オートメーションボタンを押す
プラグインオートメーションのウインドウが開く
プラグインオートメーション画面
オートメーションをかけたいパラメーターを選択し[Add]ボタンで追加する
トラックビューボタンをクリックするとプラグインのパラメーターが追加されている
ここでオートメーションさせるパラメーターを選択するとボリュームを書く時のようにパラメーターを書くことができる
3.センドで送ってエフェクトをかける
リバーブ等のエフェクトは、トラックのセンドからバスを使ってプラグインの入っているトラックに送ります。元の音はそのままで、エフェクトとの音量のバランスをとる時にはこの方法をとります。
センドで送るとアウトプットとは別に分岐して音声信号が送られます。
センドスイッチをクリック
使用するバスを選択
I/O設定で名前を決めている時はそのバスを使います。
決めていない時はBus1など任意のバスを使います。
センドフェーダーが表示される
センドフェーダーのボユームをあげる
フェーダーを[option+クリック]すると0dBの位置まで上がります。
送るレベルはフェーダーの右側のレベルメーターを見ながら、適切なボユームに設定します。
プラグインの入っているトラック
EQやリバーブなどのプラグインが設定されています
インプットにバスを設定する
センドに設定したバスをインプットに設定します